ポッドキャスト遊戯/第002回 おしゃべりが上手くないと配信できない?
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これからオーディオpodcast番組を配信しようとしている方、また、すでに配信をされている方からよくいただく悩みのうちの一つに、「うまく喋ることができない」というのがあります。
「自分はおしゃべりが上手くないから、ポッドキャスト配信なんてできない」。
そう思い込んで、配信を踏みとどまっている方も多いようです。
ですが、本当にそうなのでしょうか?
私はこの思い込みを、とても不思議に感じます。
ポッドキャストの世界は、実に自由な表現空間だと考えます。
オーディオpodcastであれば、当然「音声のみ」という条件が生じますが、だからといって、MC(ラジオDJ)の軽快なおしゃべりや、誰もが癒される綺麗な音楽を流さなければいけないということではありません。
また、リアルタイムなどで放送されるネットラジオの世界のように、おしゃべり一本のみで、聞いている人を虜にする…というような技も、ポッドキャストの世界では、必ずしも必要とされるわけではありません。
事実、私もいくつかのpodcastを配信していますが、上手くおしゃべりできた試しなど一度もないのです。(苦笑)
ポッドキャストには、既存の文化には存在しない、ポッドキャストなりの特徴があるのです。
一つは、
その名の通りiPod等で「持ち歩くことを前提とした情報」である、という点。
そして二つ目は、
その情報は、「音や動画による総合コンテンツ」である、という点。
例えばオーディオpodcastを、単なるおしゃべりをそのままファイルにしたものだけではなく、音の総合コンテンツとして考えたとき、実に幅広い表現ができるフィールドだと考えることができるでしょう。
音声や効果音・音楽などは、あくまでその総合コンテンツのためのいちサンプルに過ぎません。
録音の段階でうまくおしゃべりが出来なかったとしても、後の編集作業等によって立派なコンテンツとして完成させることができれば、オーディオpodcastは成立するのです。
ストリーミング形式で展開されるAMラジオやFMラジオのように、またはネットラジオのように、放送時間が決まっているわけではありません。
「喋らなければいけないこと」などのルールも存在しません。
目まぐるしく変わる状況を臨機応援に察知し、上手くおしゃべりする能力など必要ありません
(もちろん、その能力をポッドキャスト配信として活かすことはできますが)。
あくまでオンデマンドの形式で、自由に、ゆっくりと、コンテンツを創造できる。
それがポッドキャストの世界だと、私は考えています。
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